東京にパーソナルスペースという概念は存在しない。
東京でのパーソナルスペース確保は我々にとって死活問題だ。
東京で生活する人間の大半が移動手段として使うのは電車。東京の人口は1000万人もいる。
渋谷、新宿、品川などの乗降者数は世界トップクラス。
通勤電車の中では、四方八方の人間が互いのパーソナルスペースを侵害せざるを得ない。
他人のパーソナルスペースを侵害せずに、通勤電車に乗ることは不可能といっても過言ではない。
電車を降りても、パーソナルスペースは存在しない。
都心のターミナル駅はまっすぐ歩くことを許されない。まっすぐ歩こうとするものなら、行く手を阻む人々にラグビー選手のようにタックルしながら突き進んでいくしかない。
東京にはタックルおじさんがいる。
でかい駅の構内に生息している。
あいつらは、決して避けない。対峙するとものすごい形相で睨みつけてくる。
「俺はぜったにどかねぇぞ、お前がどけ」という意思表示だ。
話の通じる相手ではないので黙ってよけたほうがいい。
たまに、女子高生がタックルおじさんのタックルを食らっているのを見る。
何が起きたのか、状況が理解できない表情で突き進むタックルおじさんを見つめる女子高生。さすがにかわいそうだ。
タックルおじさんで少し話が逸れたが、買い物をしていて、カフェで一息。という時ももちろんあなたにパーソナルスペースは与えられていない。
カフェの席間隔がめちゃくちゃ狭いだ。
はじめましての人が、ほぼゼロ距離に座ってフラペチーノをチューチュー吸っている。
こんな状況で一息なんかつけるか。という話だ。
ここまで挙げてきたことはほんの一部だが、東京生まれ東京育ちの人はこれが当たり前で育っているからそんなにストレスに感じないのだろうか。
地方都市出身の私からすると、東京はどこへ行くにも、何をするにしても常にパーソナルスペース内に知らない誰かがいる感覚がある。
地方出身の人に話すと大体みんな同じようなことを感じている。
東京でパーソナルスペースを確保しながら生きていくにはどうしたらいいのか?
いくつか、対策があるので自分に合った方法を少しづつ取り入れてみてほしい。
バス or 自転車県内で生活できる場所に住む
おすすめは山手線の内側だ。
は?めちゃくちゃ家賃も高いし、人も多いじゃねぇかと思うだろうが、実はそんなことはなくめちゃくちゃ穴場だ。
立地的にバス or チャリでどこへでも行けてしまうのもGoodだ。
チャリは最高だ。解放感が半端ない。
東京は笑顔でチャリに乗ってる人が多い。
バスも電車に比べたらバスのパーソナルスペースは余裕で確保しやすい。
電車と違って、パンパンに押し込まれるなんてことはそうそうない。
SUUMOのマップ検索機能を活用して探すのがおすすめ。
バス利用を想定すると山手線の駅からは離れるが、そのおかげで家賃が意外と安かったりする。山手線の内側は実は穴場なのだ。
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在宅勤務できる仕事に転職する or 独立する
探せばいくらでも見つかる。ただし、ある程度の専門性やスキルがないと給料は雀の涙なので即効性はない。今後の目標に設定するのがおすすめ。
マイナビやリクナビを活用して、どんな仕事が在宅で働けるのかリサーチしてそこから自分に合ったスキルや専門性を身に着けて転職するとよい。
一度、この環境を手に入れたら少なくとも、東京の苦痛な通勤電車とは永遠にグッバイだ。
自分のオアシスを見つける
おすすめは平日の葛西臨海公園だ。
人が少なくのびのびと散歩ができるし、公園の周りにはハンバーガーショップなどもあるので小腹がすいても問題ない。
小説をもって、東京湾をぼんやりと眺めながら本を読むのなんか最高に癒される。東京湾からはディズニーランドが見える。
水族館や観覧車もある。かわいいペンギンで癒されよう。
とにかく1日過ごせるくらいには充実している。
気に入ったら近くに住んでしまうのも大アリだ。
思い切って車生活をする
まずはタイムズカーシェアから始めてみてもいいかもしれない。
月額800円で15分単位で気軽に借りれる。
1時間レンタルしても保険込みで1200円くらいだった気がする。
中古であれば現金100万ほど用意しておけば、保険やその他もろもろかかるお金含め乗り出しができる。今の車はめちゃくちゃ良くできているので走行距離数はあまり気にしなくても問題ない。
ただし、駐車場代が東京は最低でも2万くらいは見ておいたほうがいい。
年収でいえば600万円くらいから視野に入れるといいと思う。
パーソナルスペースを侵害されずに快適に移動ができるというのはやはり素晴らしい。
まとめ
東京でパーソナルスペースを確保しながら生き抜く術
- バス or 自転車県内で生活できる場所に住む
- 在宅勤務できる仕事に転職する or 独立する
- 自分のオアシスを見つける
- 思い切って車生活をする
東京で生きていかないと行けないけど、東京に疲弊してしまっている。
少しでもそんな人の参考になれば幸いです。